野球肩の理学療法には、ストレッチ・関節モビライゼーション、運動療法、投球フォーム指導などがあります。理学療法士が個々の患者様の身体・状態を評価し、機能障害の要因を判断し、治療内容を調整していきます。肩・肘関節に負荷のかかりにくい投球フォームの獲得も必要とされます。一時的に肩・肘関節の痛みが軽減したとしても肘下がりフォーム、骨盤の開きが早い、手投げフォームなど投球障害の原因となりやすい投げ方を続けていると症状の悪化、再発が考えられます。負担のかかりやすい投球フォームのポイントを指導し、肩・肘関節に負担のかかりにくい投球フォームの獲得を目指します。